最近スキンケアにハマっている人の中で話題になっているのがトラネキサム酸。美白ケアや肌荒れ対策として人気のある成分で、シミやくすみに悩んでいる人にはとっても心強い味方です。
でも実は、どんな成分とでも相性がいいわけではなくて、組み合わせによっては効果が半減したり、お肌に負担をかけちゃうこともあるんです。今回は、トラネキサム酸と一緒に使わないほうがいいスキンケア成分と、やさしく使うコツをまとめてみました。
トラネキサム酸ってどんな成分かというと
トラネキサム酸は、アミノ酸の一種からできた成分で、メラニンの生成を穏やかにブロックしてくれるのが特徴です。肌の赤みや炎症を抑える作用もあるので、シミやくすみに悩んでいる人にはぴったりの成分です。
特に肝斑と呼ばれるタイプのシミに効果が期待できるとされていて、皮膚科でも処方されることがあるんです。ただ、他の成分との組み合わせにはちょっと気をつける必要があります。
ナイアシンアミドとの同時使用は注意が必要
透明感アップや毛穴ケアでおなじみのナイアシンアミド。トラネキサム酸と同じように美白ケアで人気のある成分ですが、実はこの二つの成分は一緒に使うと効果が競合してしまうことがあります。
どちらもメラニンの生成を抑える働きがあるため、同時に使うとお互いの良さを打ち消しあってしまうことがあるんです。もし両方を取り入れたいなら、朝と夜で使い分けたり、日によって交互に使ったりするのがおすすめです。
アルカリ性のアミノ酸成分も気をつけたいポイント
一見肌に良さそうに見えるアミノ酸成分ですが、トラネキサム酸は酸性寄りの成分なので、アルカリ性の成分と混ざると中和されてしまい、効果が薄れてしまうことがあります。
次のような成分が含まれている化粧水や美容液は注意が必要です。
- アルギニン
- リジン
- セリン
- グリシン
- アラニン
- タウリン
- アルカリ性温泉水
もしこれらの成分が入ったアイテムを使っているなら、時間をずらして使うのが安心です。朝にアミノ酸系の美容液、夜にトラネキサム酸の美容液というように分けて使うのが効果的です。
ビタミンCやAHA・BHAとの併用も要注意
毛穴ケアや角質ケアに使われるビタミンC誘導体やAHA・BHAは、酸性が強めの成分なので、トラネキサム酸と同時に使うと肌への刺激が強くなってしまうことがあります。
ただ、これらも使い方を工夫すれば併用することは可能です。たとえば朝にビタミンC誘導体を使って、夜にトラネキサム酸を使うといった方法なら、肌への刺激を抑えながらしっかりケアができます。
一緒に使いやすい成分もたくさんある
もちろん、トラネキサム酸と相性が良い成分もたくさんあります。以下のような成分とは安心して一緒に使うことができます。
- グリシルグリシン
- セラミド
- アゼライン酸
- アルブチン
- ハイドロキノン
これらの成分は、肌のキメを整えたりバリア機能をサポートしてくれたりと、美白ケアとの相乗効果が期待できます。特にセラミドなどの保湿系成分は、敏感肌さんでも取り入れやすいですよ。
効果をしっかり感じたいなら意識したい使い方の工夫
スキンケアって、ただ塗るだけじゃなくてちょっとしたコツを意識することで、もっと効果を実感しやすくなります。トラネキサム酸を使うときは、こんなことを意識してみてください。
- 時間を分けて使う
- 顔の部位で使い分ける
- 水っぽい美容液は先に塗る
- 肌の調子が悪いときは無理に使わない
特に、肌がゆらぎやすい時期や、生理前で敏感になっている時は、無理せずお休みするのも大事です。無理なく続けることが、キレイな肌への近道です。
まとめ
トラネキサム酸は、美白や肌荒れにアプローチしてくれる頼れる成分。でも、他の成分との相性をしっかり意識して使うことが、より効果的なケアにつながります。
ナイアシンアミドやアルカリ性アミノ酸、ビタミンCなどとの併用にはちょっとした工夫が必要ですが、時間をずらしたり順番を意識するだけでOKです。
毎日のスキンケアが、もっと自分の肌と仲良くなる時間になりますように。やさしく、自分らしく、スキンケアを楽しんでいきましょう。